診療案内矯正歯科治療部

MEDICAL INFO 診療案内 - 矯正歯科治療部
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矯正歯科治療部

あすなろ小児歯科医院矯正歯科治療部では、集中診療部と連携してむし歯治療・予防などの継続的な管理を行いながら、お子様から大人の方まで、咬む機能のより良い獲得から歯並びや口元の形の改善まで行い、笑顔に自信が持てるよう「Quality of Life」の向上を目指しております。歯並びやあごの形にいたるまで、不安やお悩みのことがございましたら、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

当部門のこだわり

矯正歯科治療は非常に専門性の高い治療で、豊富な臨床経験、専門的な知識、高度な技術が求められます。矯正歯科の科長は、39年にわたり大学病院にて矯正歯科治療と指導に携わり、通常の歯並びの治療のみならず、先天異常を有する患者さんの治療、顎の手術を併用した顎変形症の治療にも対応してまいりました。歯ならびや咬み合わせの気になるところ、治療に対するご要望をお伺いし、ニーズにあった治療方法をご提案いたします。

  • 治療開始前に、患者様と十分に話し合い、治療方針を決定します。矯正歯科治療では、患者様のご理解とご協力が必要です。患者様とのコミュニケーションを大切にして治療を進めてまいります。
  • 矯正歯科治療中は、集中診療部と連携してむし歯予防を継続的に行います。
  • お子さまの矯正歯科治療では、適切な時期に治療を行うことで、効率よく、良好な歯並び、口腔機能の獲得を目指します。
  • 永久歯列の矯正歯科治療では、歯並び、かみ合わせ、口元の形から抜歯の必要性の有無を診断します。適応症例ではアンカースクリューを併用して抜歯や顎変形症手術を回避します。
  • 当院は、指定自立支援医療機関(育成医療、更生医療)および顎口腔機能診断施設です。それにより厚生労働大臣が設定した疾患(顎変形症や先天異常疾患)に該当する場合は、矯正歯科治療が保険適応となります。
当部門のこだわり
当部門のこだわり
当部門のこだわり

矯正歯科治療の費用

矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。なお、顎変形症、唇顎口蓋裂、6歯以上の先天欠如歯など、以下のリンク先に示す疾患に伴う矯正歯科治療は保険適用となります。

矯正歯科治療の費用

検査料 10,000円+税
診断料 20,000円+税
乳歯列期と混合歯列期の装置料と技術料 20〜40万円+税
乳歯列期と混合歯列期の調整料 5,000〜6,000円+税/1回
永久歯列の装置料と技術料 60〜80万円+税
永久歯列の調整料 7,000円+税/1回
観察料 3,000円+税/1回

※消費税別の治療費になります。
当院では、金利手数料なしの分割払いをご用意しています。

一般的な治療期間と通院回数

  • 乳歯列期と混合歯列期の治療
    治療期間 1〜2年
    通院回数 18〜24回
  • 永久歯列期の治療
    治療期間 2〜3年
    通院回数 24〜36回

※上記の治療期間や通院回数は一般的なものであり、治療の難易度や患者さんの歯の動きによっては治療開始前の予想治療期間が延長することや通院回数が増えることもあります。

矯正歯科治療が
保険診療の適用になる場合とは

矯正歯科治療の流れ

  • 01

    初診相談

  • 02

    検査

  • 03

    診断

  • 04

    矯正治療開始

  • 05

    歯磨き指導(随時)

  • 06

    矯正装置撤去・保定開始

  • 07

    保定・矯正治療終了

01

初診相談

集中治療部または矯正歯科でお口の中を診査して、歯並びを治療するために予想される矯正装置、治療開始時期、治療期間、治療費等について説明させていただきます。

初診相談
02

検査

矯正歯科治療は、歯並び・かみ合わせを治療して口元の形のバランスも改善します。治療を行うにあたり、まず口の中と顔の写真撮影、歯列模型の作成を行います。そしてレントゲンにより歯や歯槽骨の状態を、またセファログラムにより顔面骨格を分析します。さらに精密な検査が必要な場合にはCTを撮影します。

  • 顔面写真と口腔内写真
  • 口腔内スキャンまたは歯の型どり
  • パノラマX線写真
  • セファログラム
  • CT撮影(必要な場合)
検査 検査
03

診断

検査資料を分析して、適切な治療計画をご提案します。矯正装置、治療期間、治療費を含めてお話しします。治療計画にご理解いただいた後に、治療開始となります。

診断
04

矯正歯科治療開始

通院は、ワイヤー矯正では1か月1回その他の装置は1〜2か月に1回ほどの通院で、装置の調整を行っていきます。矯正治療期間中も、集中診療部でカリエスの管理を行います。

矯正歯科治療開始
06

矯正装置撤去・保定開始

良好な咬み合わせになった後に、矯正装置を外します。治療後は、歯のまわりの組織が不安定で元に戻ろうとします。そこで、保定装置を2年ほど使用して、安定させます。通院は4〜6か月に1回となります。

矯正装置撤去・保定開始 矯正装置撤去・保定開始 矯正装置撤去・保定開始 矯正装置撤去・保定開始

矯正歯科治療に伴う一般的なリスク因子と副作用

矯正歯科治療は、日々進歩し安全な治療となっています。しかし、すべての症例で生じるわけではありませんが、一般的に矯正歯科治療における下記のようなリスク副作用があることをご理解ください。

  • 装置装着後は矯正装置による歯が浮いたような痛み、口内炎ができることがありますが、数日間〜1、2週間で慣れてきます。
  • 歯の動き方には個人差があるため、予想された治療期間が延長する場合があります。
  • 矯正装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院、歯ブラシ等、患者さんの協力が非常に重要で、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 矯正治療中は、装置のため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高くなりますので、丁寧に時間をかけて磨くことが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが下がって歯肉退縮になることがあります。
  • ごくまれに歯が骨に癒着して、歯が移動できないことがあります。
  • ごくまれに歯を移動に伴い神経が障がいを受けて壊死することがあります。
  • ワイヤーを用いた治療で金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 矯正治療中に「あごの音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 様々な問題により、予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の移動には個人差があるため、当初予定していた治療期間が延長する可能性があります。
  • 歯の形を修正したり、咬み合わせの調整を行ったりする可能性があります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 顎変形症の治療では、顎矯正手術に伴う全身麻酔や手術のリスクがあります。
  • 歯の表面に接着した装置を撤去する時に、微小な亀裂が入る可能性やかぶせ物の一部が破損する可能性があります。
  • 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
  • 装置を撤去した後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。また、保定後、ある程度自然な歯の動きが生じます。
  • 治療後、あごの発育などの理由により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
  • 治療後に親知らずの萌出とともに、後戻りが生じる可能性があります。
  • 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。